東生通信(体が動く仕組み)

〇なぜ動くのか?

首・肘・膝など、関節は曲げたり伸ばしたり出来ます。

なぜ関節は動かせるのでしょうか?

ちなみに骨が動いているわけではありません。結果的に骨が動くだけです。

骨には筋肉が付着しています。その筋肉が伸縮(伸びたり縮んだり)することによって体は動きます。

骨はただの家でいう柱のような物なので、筋肉が収縮して引っ張ったり、伸張して伸びることにより動きます。

〇筋肉の起始停止とは

起始停止とは、この筋肉がここからここに繋がっているということで、体の中心に近い部分が「起始」、遠い部分が「停止」といいます。

例えば、力こぶの上腕二頭筋だと、起始は肩甲骨(関節上結節、烏口突起)で、停止は前腕骨(橈骨粗面、前腕筋膜)となります。

上腕二頭筋だと、肘関節が動くのに関与しますが、上腕二頭筋が収縮すると前腕骨が引っ張られて肘関節が曲がります。逆に、上腕二頭筋が伸張すると、肘関節が伸びていきます。

〇まとめ

全項目の上腕二頭筋以外だと、腹直筋が収縮すると体が屈曲、大腿四頭筋が収縮すると膝関節が伸展、下腿三頭筋が収縮すると足関節が底屈(屈曲)したり、全身どの筋肉でも収縮伸張することにより体が動きます。

こういった筋肉の働きを知っていると、自分がしているスポーツの鍛える筋肉がわかりやすくなる、日常生活でも弱った筋肉がわかりやすくなる、腰痛や肩こりなどが関係している筋肉がわかるようになるなど、色んな場面で役立つことが多々あります。

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1月13日新着!!